
若園千景
1973年生まれ。
武蔵野美術大学短期大学部美術科卒。
景アトリエ主宰。同アトリエにて、絵画講師。
JEUGIAカルチャーセンター西友山科 にて、「iPadで楽しむデジタルアート」「透明水彩画」講師。
職業:画家、イラストレーター、WEBデザイナー。
制作画材:油彩、パステル、水彩、鉛筆、Photoshop、Illustrator、CLIP STUDIO等
描くことが好きです。
油絵を中心に、水彩やデジタルも使って様々な表現や自分の可能性を常時模索しています。
自分の内側に秘めた衝動と対話をしながら、人物や日々の営みをテーマとしつつ、美しいと心震えたもの、感動したものを表現していきたいと思います。
1994年 第11回FUKUIサムホール美術展 洋画部門 優秀賞
1996年8月25~30日 日本橋トミー画廊 山田千景個展
2019年8月20日~25日 親子展(千景・季凜)はじまり
2020年 第37回FUKUIサムホール美術展 入選
2024年 Japan in Acquarello水彩画作品公募展2025 入選
2025年 Fabriano in Acquarello2025 日本代表に選出される
私の思い
幼少の頃から自身の考えや感情を人にうまく伝えることが出来なかった私は、常に内向的で、自分の存在価値や意味についてばかり考えてきました。
一見「静」の中に存在するように大人しく見えた私の中には、マグマのように奥底から湧き上がる、消したくても消せない激しい「動」がありました。
これをコントロールするのは容易でなく、突如前触れもなく狂おしいほどの「感情」や「衝動」が私の中を駆け巡り支配します。
私はこの正体を知りたくて自己を見つめます。それは愛なのか性なのか欲望なのか怒りなのか苦悩なのか悲哀なのか、半世紀以上生きて尚答えは出ません。
大きな肉の塊である私の中には、他の人と同じように骨があって内蔵があり、赤い血が流れ、心臓が鼓動を打ちます。顔には目がついていて世界を見つめます。愛おしいものの感触を確かめて、ニオイをかいで、味わって生きています。
外の世界と私との関係を観察したり、人の内なる秘密や心の叫びに耳を澄ませ、そして女として存在していることに注意を払いながら、それらを「私の衝動」とともに表現出来たらと思う所存です。